いろいろ調べている時に判明した仕様だったりを書いていきます。
もしかしたら知ってる人も居るかもしれません・・・
エンチャントの計算式
いきなり結論から書きますが、調べてわかったエンチャントの計算式はこのようになります。
物理の場合
1+エンチャント使用者の属性値*エンチャント種類*属性倍率-相手耐性値*属性倍率
物魔/魔法の場合
1+自分属性値*属性倍率+エンチャント使用者の属性値*エンチャント種類*属性倍率-相手耐性値*属性倍率
となります。
自分属性、エンチャント使用者の属性、相手耐性値はまんまその意味です。
エンチャント種類はエンチャ1だったりエンチャ2だったりです。
まずはエンチャの基本的なことについて、水60%指輪で水エンチャ2して、物理武器で殴った場合について考えてみます。
水エンチャ2ですので60*0.8=48%がエンチャとして乗ることになり、エンチャをかけるだけで水耐性がない敵にはダメージが1.48倍になります。
レッドドラゴンはは水-100%なので0%の水エンチャでも100%-(-100%)=200%でダメージ2倍になります。60%水エンチャ2なら1.48+1=2.48倍になります。
このようにエンチャントをかけることは火力上昇には不可欠で重要なものです。
さて、今までと何が変わったかというと属性倍率の部分です。
これは属性によって以下の倍率を乗算します。
属性 | 属性倍率 |
単属性 | 1.0 |
虚以外の複合属性 | 0.9 |
虚属性 | 0.5 |
物理の場合の属性倍率
これは前述の属性倍率がエンチャントにかかります。
例えば60%で火エンチャ2、砂エンチャ2、虚エンチャ2を使った時を考えると、
乗る属性はそれぞれ1+0.6*0.8*1=1.48倍、1+0.6*0.8*0.9=1.432倍、1+0.6*0.8*0.5=1.24倍になります。
これを見ると単属性エンチャが一番強いから複合エンチャって意味ないんじゃね?と思う方も居るかもしれませんが、複合エンチャは弱点をサーチしてより倍率の高い方の属性を使ってくれます。
例えば魔宮は火エンチャが一般的ですが、火エンチャだとタルウィ(火骨)等が硬かったりします。そこで例えば砂エンチャにすることでタルウィやウルーピーやボーンヒュドラには土判定で挑むことが出来るわけです。崖でも深部に行く場合、マッドランプ用の風エンチャではウインタテリウムが硬いので、雷エンチャをすることで双方に効果的に攻撃できます。
このように両手に属性特化を持ってエンチャすることでミッションによってはより効率的に回すことが出来ます。実際使ってみても虚以外の複合エンチャは実戦的だと思われます。
ちなみに属性武器は常にエンチャント1が掛かった状態です。
右開眼左属性特化とかでもちゃんと左手の属性がエンチャ1状態で乗ってます。
また、エンチャントすることで、物理依存の技は物魔(物)になるので、勇者キャラや魔法の右でもちゃんと使うことが出来ます。ちなみに、完全物魔(緑アイコン)の技はエンチャかけても物魔のままで、物魔(物)とはなりません。
魔法の場合の属性倍率
虚属性魔法が異様に弱いのはこの属性倍率に起因します。
まず、エンチャなしでも属性が0.5倍になります。つまり60%の光虚指輪で虚魔法を撃っても30%しか属性が乗りません。エンチャも同様で、60%の光虚指輪で光エンチャ2をして虚魔法を撃つ場合は1+0.6*0.5+0.6*0.8*0.5=1.54倍になります。
光魔法だと1+0.6*1+0.6*0.8*1=2.08倍と全然属性の乗り方が違います。
エンチャなしの属性称号の魔法武器or武器で物魔技を撃つと属性は虚属性扱いになり、属性値が半分乗ります。エンチャすると魔法武器や物魔技はエンチャの属性に応じて属性乗ります。
さて本題の魔法の場合の属性倍率ですが、これは使う魔法の属性に依存し、エンチャントの属性には関係ありません。
例えば火60%の火砂指輪で自己エンチャ2をした場合はエンチャントの乗り方は次のようになります。
エンチャ種類 | 火魔法使用 | 砂魔法使用 |
火エンチャ2 | 2.08倍 | 1.972倍 |
砂エンチャ2 | 2.08倍 | 1.972倍 |
虚エンチャ2 | 2.08倍 | 1.972倍 |
火の場合は1+0.6*1+0.6*0.8*1=2.08倍、砂の場合は1+0.6*0.9+0.6*0.8*0.9=1.972倍という計算になります。
このように、魔法の場合はエンチャントの属性に関係なく、使う魔法の種類に依存します。
つまり虚魔法は光エンチャ2だろうと自分属性値もエンチャ使用者属性値も0.5倍されますし、逆に虚エンチャ2でも光魔法を使えば1倍のままで使うことが出来ます。
つまり、魔法を使う場合に限っては虚エンチャ2をすることで、いろんな属性を使い回すことが出来ます。これはENCでしか出来ない特権。
まとめ
- 複合エンチャは虚以外だと使えます。
- 単属性優遇、複合属性不利。
- 虚属性は圧倒的に不憫。
- 複合エンチャは使う魔法の種類に依存。
おまけ バリアブルエンチャントについて
ver.4.00にてバリアブルエンチャントなるものが実装されて、術者の最も高い属性値のエンチャが出てくるという一見するとわざわざエンチャを変える必要がなかったり、レベルキャップ50の王国編で光闇2エンチャが使えるといったぐらいしか使い道が無さそうに思えます。
初めにバリアブルエンチャントの仕様についてですが、バリアブルエンチャント1はエンチャ1相当で2はエンチャ2相当になります。
術者の最も高い属性値が例えば火60%でバリアブル2を使うと火60%の火エンチャ2が出てくるわけです。
もちろん右に属性特化を持った場合でも同じで右に火60%を持つと火エンチャ2を出せます。
じゃあ水風35%の指輪を装備してバリアブルエンチャントを使った場合どうなるか、というと
やればわかりますが、ちゃんと雷エンチャが出てきます。
複合エンチャの出し方についてですが、雷エンチャ2を出したくて片方に水特化、片方に風特化を持ってエンチャをしても、何故か虚エンチャとなるため、バリアブルエンチャントを使って雷エンチャ2を出したい場合は現状水風35%等の指輪で出すしか無いです。
複合2エンチャの具体的なやり方ですが、先ほど述べたとおり、両手に特化を持っても虚エンチャととなるだけです。現状バリアブルを使った方法だと、火風35%指輪等で出すしか方法が見つかりません。
しかし35%エンチャよりも普通に単属性特化60%エンチャ出したほうが強いです。
じゃあだめじゃないか!と言いたくなるかもしれませんが、両方特化で複合エンチャ2を出す方法があります。
複合エンチャ2を35%指輪で出しておいて、スワップして両手特化に切り替えるのです。
具体的には
1.メインに使いたい複合エンチャの特化を両手装備(例えば雷なら風特化と水特化)
2.サブに特化でない適当な武器or指輪と属性35%の武器or指輪を装備
3.ピアス+ネックレスを複合の属性で装備し、45%の複合属性へ
—–ここまで準備—–
4.サブ装備でバリアブルエンチャントを出す(うまくいってれば複合エンチャ2がかかるはず)
5.スワップスキル等を使い両手特化のメイン装備に切り替える
6.複合精霊を出す
以上で、水ピアス風ネックレス装備の雷エンチャで複合精霊2を出すと水80%,風80%の雷エンチャ2が出せます(実際は0.8倍されるので水64%,風64%)。
注意点ですが、手順2の”適当な武器or指輪”は装備しないとメインの特化がそのままサブにも引き継がれるので、バリアブル使っても単属性の特化エンチャが出てきます。
欠点としては、手順が面倒であることと、メインとサブ装備をフルに使うので結局特化2つしか詰めないこと、後者については、例えば魔宮でカイザードラゴン〆の場合、大抵火/闇特化を詰む人が多いかと思いますが砂エンチャ2を仕込むと闇エンチャ入れる場所がなくなってしまいます。
ENCを100にして複合エンチャ2を覚えるのが一番楽です。
追記
バリアブルエンチャントを使った複合エンチャでは特化を2つしか詰めないと書きましたが、実は3つ詰む方法もないことはないです。
例えばカヴェラENCでメインに火特化,風特化を持ち,サブに光特化と火風35%を持ちます(ピアスは火、ネックレスは風)。
これで火45%,風45%,光40%なので爆エンチャがかかります。
そしてスワップして爆精霊2を出すと火80%,風80%の爆エンチャが使えます。
さらにサブで光精霊2出してエンチャすると光50%が出せるので特化3種(光50%を特化と言って良いかは置いといて)持てます。